環境総合解析グループ


 環境問題に対応するためには、個々の科学技術の分野だけでなく総合科学の視点が必要となります。総合科学の視点からは、環境において複雑に絡み合うさまざまな現象や要因を読み解き、本質を見抜く能力が重要です。
 ENICはこれまで、環境科学における問題解決のため、さまざまな環境分野の調査研究に挑戦し、如何なる分野の環境問題についても最適解を求める努力をしてきました。それにより培った豊富な経験・知識を基に、環境のプロフェッショナルが各種分野においてご満足のいくコンサルティングをご提供します。






各種法規制調査

 水・大気質規制、化学物質規制、土壌・地下水規制、騒音規制、環境影響評価制度、排出権取引制度等の環境経済関連制度等、各種環境規制に係る法制度の調査・報告書作成を行なっています。また、国内だけでなく、海外の法制度の調査も可能です。
 その他、インターネットによる検索調査のほか、商用データベース検索、現地ヒアリング調査など、目的と状況に応じて最も対費用効果の高いサービスを提供します。

環境影響評価及び対策支援/大気汚染物質・水質拡散シミュレーション

 環境分野全般において、将来予測シミュレーション、予測モデルの検討、概況調査・検討を支援します。
 なかでも大気汚染物質については、大気拡散モデルを用いての拡散シミュレーション・解析により、その時々で問題になる物質について将来予測を行なうことで、リスクの低減及びその対策を検討します。
 また、水質に関しては、特に閉鎖性水域の水質汚濁機構の解析や負荷削減効果の水質予測、負荷削減対策の検討、非意図的地下浸透防止のための検討支援等を行なっています。

土壌汚染対策支援

 土壌汚染の土壌生態系への影響に関して、国内外の法制度に関する知見を広く収集整理し、土壌生態系保全の在り方について検討します。
 また、土壌汚染と土壌生態系への影響に関して、現地調査も行っています。
 その他、各種団体の土壌関連分野の業務を支援しております。

生態系分野の各種調査・解析支援

 ダム下流の河川生態学に係る調査研究、土壌生態系における食物連鎖と土壌汚染との関連に関する調査研究、干潟における脱窒活性に関する調査研究、沿岸域における生物社会資源の調査研究、内湾域の物質循環に関する調査研究、南極におけるモニタリング手法の検討など、フィールドにおける自然環境調査を基本として、サンプリング方法、試料分析方法、データの解析方法の検討、数値モデルによる予測シミュレーション、解析結果の表示方法まで、様々な解析ツールを駆使して自然環境の姿を捉えることに挑戦しています。